英語のWeb会議をフル活用

英語のWeb会議をフル活用

海外出張が困難な時代の海外事業

コロナ禍の影響で海外出張が困難な状況はまだしばらく続きそうです。また、たとえ出張が出来ても、取引先が心から歓迎してくれるようになるにはまだ時間がかかりそうです。つまり、「訪問ありき」の仕事スタイルでは取引先の開拓や関係維持が難しい時代になりつつあるのです。
そこでにわかに注目されているWeb会議ツール。リモートワークが急速に普及した日本でも社内の会議や連絡に多く使われるようになりました。今後は海外出張に代わり、海外の顧客開拓や海外事業の運営に不可欠なツールです。

アメリカでは、Web会議で当然

「在宅勤務+Web会議」と言う仕事スタイルはアメリカでは今に始まったことではありません。国土が広いためWeb会議は社内連絡用だけでなく営業ツールとしても当然のように使われています。そのような土壌なので、アメリカの取引先との関係を築く上でもWeb会議をフル活用しない手はありません。 コロナ禍の中、アメリカまで訪ねていく方が返って違和感を抱かれるかも知れません。

Web会議で通訳を使う

しかし、出張して対面で打ち合わせをした時は通訳なしでも身振り手振りを交え、ホワイトボードに図を書きながら説明することで英語でコミュニケーションが取れていた方でも、会話力だけで勝負する電話会議やWeb会議で外国の取引先と誤解なくスムーズに英語で交渉や説明、細かい技術打ち合わせを行うことは容易ではありません。
であれば、通訳を使えばいいわけですが、そもそもWeb会議で通訳を入れて会議を行うこと自体技術的に可能なのでしょうか?

結論から言えば、Web会議で通訳を入れて会議を行うことは可能です。その方法は2つあります。

A. お客様の会議室に通訳者が出向き、会議室でビデオ会議に同席し、会議室のメンバーと画面の向こう側の参加者の間の通訳を行う方法。

B. 通訳者がリモートでWeb会議にログインし、Web会議の環境内で参加者の会話を通訳する方法。

コロナ禍の影響で世界中の多くの人が在宅勤務に切り替えている今、日本でも海外でも「会議室に集まって」の会議スタイルは敬遠され、各自が自宅からログインして参加するケースがほとんです。また、この記事の背景としても、出歩くことを最小限にする目的でのWeb会議の利用なので、Bの方法である通訳者リモート参加を想定いたします。

Web会議では「同時通訳」と「逐次通訳」をうまく使い分ける

通訳には大きく分けて「同時通訳」と「逐次通訳」の2種類の方式があり、状況に応じて使い分けられます。
ざっくり言いますと、国連などの国際会議のように、発言者が通訳のために話を止めることが出来ない場合、発言者が話すのと「同時」に通訳者が訳を聴衆のヘッドセットに流すのが「同時通訳」。
一方、小グループの商談などで各発言者が1段落毎に話を区切り、その都度通訳が訳していくの方式が「逐次通訳」です。(「同時通訳 vs 逐次通訳」について詳しくはこちら>

さて、これをWeb会議の環境に当てはめると、通常のWeb会議システムでは同時に複数の人が発言してしまうと声が重なってしまい誰が何を言っているのかわからなくなってしまう問題があります。つまり、通訳者が発言者と同時に声を発することは無理なのです。幸い、この問題を解決した同時通訳用のシステムが最近台頭し始めております。(リモート同時通訳用会議システムについて詳しくはこちら>

では、この二つの通訳方式をどのように使い分ければ良いのでしょうか?
前述の「同時通訳 vs 逐次通訳」の記事でも説明をしておりますが、基本的に、同時通訳は大勢の人を対象に決められたアジェンダで決められた時間割に沿って情報発信をするウェビナーなどに向いていますので、営業プロセスの早い段階で潜在顧客から見込み客に絞り込むプロセスで有効な手段でしょう。
一方、営業プロセスが進み、個別のお客様と商品や取引内容について詳細な説明や交渉が必要な段階になると、決められた時間内で議論を終了させることよりも情報を正確に相手に理解してもらうことが重要になりますので逐次通訳である必要があります。

Web会議のリモート通訳の手配はもちろん、海外事業での「言葉の安心」をお届けします。何でもお気軽にご相談ください。

バーチャル社内通訳・リモート通訳・WEB会議通訳

CTA-IMAGE リモート通訳、オンライン通訳、WEB会議、ビデオ会議、電話会議の同時通訳・逐次通訳者を手配します。24時間いつでもオンラインでWeb会議に参加します。

web会議リモート通訳カテゴリの最新記事